お盆を過ぎたらご用心。
2014年08月15日
現在開催中の特別企画展「がんばらんば水族館~水の中のアスリートたち~」では、『2014長崎がんばらんば国体・長崎がんばらんば大会』で開催される種目にちなんだ生きものや分野ごとに記録を持った生きものを展示しています。
今回は、その中でもフェンシングをモチーフにした生きものを紹介します。
これは、アンドンクラゲといいます。
クラゲには、エサを捕るときに触手にある毒針で刺すものがいます。アンドンクラゲもその仲間です。
この刺すという動作からフェンシングをモチーフにした生きものとして展示しています。
お盆を過ぎた頃に海水浴をしていると、クラゲに刺されることが多くなります。その犯人が大抵このアンドンクラゲです。
長崎では、このクラゲを「イラ」と呼びます。
お盆前から海にはいますが、まだ小さいので刺されたとしてもあまり痛くありません。しかし、お盆を過ぎるころには大きくなり、刺されると非常に痛いです。
このアンドンクラゲには、光に集まる走光性という性質があります。
夜の漁港などの波静かな場所で、5~10分ほど海中にライトを当てておくと集まってくることがあります。
一度試してみてはどうでしょうか。
これからアンドンクラゲをよく目にする時期です。刺されないように気を付けてください。