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生きた「リュウグウノツカイ」ペンギン水族館に搬入!!

2015年03月09日

3月8日(日)午後、日頃からお世話になっている漁師さんより、長崎市蚊焼町の定置網に生きたリュウグウノツカイがかかっているとの情報を得て、水族館スタッフがかけつけました。野母崎三和町漁協所属の漁師さん・平山孝文さんが蚊焼町沿岸に仕掛けている定置網の底に沈んでいるような状態でかかっており、はじめは死んでいるのかなと思いながら網を締め込んでいったら泳いでいてびっくりしたとのこと。スタッフが到着した時には、定置網から生簀へと移されていました。

研究のため、ペンギン水族館で引き取らせていただくことになったのですが、全長4m近くあるリュウグウノツカイをどうやって搬入するか検討・・・生簀からコンテナに移し、クレーンで釣り上げてトラックの上の活魚水槽へと移すことに。

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トラックへの積み込みが完了し、急いで水族館へと戻ります。生きたリュウグウノツカイを見るのは初めてのことで、待機している水族館スタッフたちは受け入れの準備と心の準備でドキドキです。

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到着したトラックから慎重に運ばれ、全長を計測したところ全長3.21mありました。

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午後6時55分、予備飼育水槽に移されましたが、そのときはすでに呼吸やヒレの動きも弱くなっており懸命に見守っておりましたが、深夜1時ごろに死亡が確認されました。

一般公開ができなかったので残念で悔やまれますが、リュウグウノツカイが生きた状態で捕獲されるのは大変珍しく、平山様はじめ漁協関係者の皆様のおかげで今回はとても貴重な体験をさせていただけました。

死亡個体は、本日から計測や解剖等を行い、今後の研究資料とさせていただきます。

 

 

 

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