クラゲ調査に行ってきました(8月)
2020年09月30日
水族館では、長崎の自然を記録するため、定期的にクラゲ調査を行っています。
今回は、8月の調査で見ることができたクラゲについて紹介します!
【クラゲ採集の豆知識】
クラゲはゼラチン質なので網でとると傷ついてしまします。
そのため、ひしゃくなどで海水ごと採集していきます。
今月は何が確認できたかというと…
▲ アンドンクラゲ
Carybdea brevipedalia
大きさ:5cmほど
長崎では「イラ」と呼ばれています。
海水浴中によく刺されるクラゲの正体で、
夏によくみることができます。
▲ タコクラゲ
Mastigias papua
大きさ:5~10 cmほど
付属器と呼ばれる足が8本あるのが特徴。
こちらも夏によくみることができるクラゲです。
タコクラゲは、2階の特設水槽で展示しています!
▲ コモチクラゲ
Eucheilota paradoxica
大きさ:5mmほど
自分と同じクローン個体をつくって増殖します。
▲ ギンカクラゲ
Porpita porpita
大きさ:5 cmほど
外洋性のクラゲですが、時々沿岸まで流れてくることがあります。
今回も調査日に偶然流れてきていたのを確認しました。
矢印のところにギンカクラゲがいます。
ギンカクラゲは水族館に搬入しましたが、
状態が悪く展示にまで至りませんでした。
また採集できた時は展示したいと思います!
次回の調査でまたクラゲが確認できたら紹介したいと思います!