クラゲ調査に行ってきました(1月)
2021年01月23日
水族館では、長崎の自然を記録するため、定期的にクラゲ調査を
行っています。久しぶりの投稿になってしまいましたが、1月の
調査で見ることができたクラゲを少しだけ紹介します!
〇ヨウラククラゲ
Agalma okenii
古代インドの王族たちが手首や頭部、腰など
に身に着ける装身具や寺院やお仏壇の荘厳具
の「瓔珞(ようらく)」が名前の由来と言われ
ています。
▲ヨウラククラゲ ▲ 瓔珞(ようらく)
〇ミズクラゲ
Aurelia sp.
まだエフィラ(赤ちゃん)の状態です。春から梅雨にかけて長崎でもよく
見かけるクラゲです。エフィラはこの時期に生まれて大きくなり、
春には大人になったミズクラゲが大量発生することが多いです。
▲ エフィラ
〇ノキシノブクラゲ
Athorybia rosacea
シダ植物のノキシノブに似ていることが名前
の由来と言われています。大きさ2-3mmほ
どの小さなクラゲです。
▲ノキシノブクラゲ ▲ノキシノブ(シダ植物)
クラゲの他にもヒメイカやエビ・カニの仲間、稚魚などを確認できました。
海の中ではプランクトンも増えてきて、だんだんと春に向かっているようでした。
また最近話題になっている海洋ゴミですが、調査地点でもマスクのゴミを見る機会が増えてきました。
ゴミはしっかりと責任をもってゴミ箱へ捨てて、自然を守っていきたいですね。